分子研研究会「2050年の生体分子科学を語る」
NEWS
2025.6.13 サイト公開
2025.7.8 プログラム掲載
2025.8.6 座長名と総合討論のタイトルを掲載しました
2025.8.26 講演者の演題を掲載しました new！
日 時：2025年10月21日(火)13時～22日(水)16時
場 所：岡崎コンファレンスセンター大隅ホール（愛知県岡崎市）
参加料：無料
概 要：
生体内で繰り広げられる現象や生理的な機能発現について、生体分子の立体構造、電子構造、相互作用、反応挙動などの観点から深く考察し、
化学と物理の概念を基に議論する貴重な場を提供してきたのが生体分子科学コミュニティである。本研究会では、生体分子科学の未来を展望
するため、生体分子科学に関わる若手研究者に自らの研究を中心として大いに夢を語っていただく。18名の若手招待講演者は、NMR、EPR、
蛍光、赤外、ラマン、高速AFMといった計測の研究者から生体無機化学やケミカルバイオロジーの研究者、理論計算や生体分子デザインの
研究者を含む。講演者が語る未来の夢をきっかけとして、これまでの生体分子科学コミュニティを牽引してきたシニアの研究者や関心のある
研究者が討議に加わり、2050年の生体分子科学を語り合いたい。
参加登録：https://registration.ims.ac.jp/bms2050/registration
申込締切：2025年9月30日(火) 参加登録締切（招待講演者を除く一般参加者）、懇親会申込締切、招待講演者の要旨締切
■プログラム
10月21日(火)
座長：田原太平（理研）
13:00 – 13:10 はじめに（神取・名工大）
13:10 – 13:35 八木 清（筑波大） 「生体分子の非調和振動計算：25年間の歩みと25年後」
13:35 – 14:00 井上圭一（東大） 「ロドプシンの鍵はプロトンが握る？—2050年に向けた問題—」
14:00 – 14:25 柴田幹大（金沢大） 「タンパク質一分子イメージングで切り拓くナノ生命科学」
Break
座長：伊東 忍（阪大）
14:50 – 15:15 北岸宏亮（同志社大） 「モデル錯体をつくって考えるヘムタンパク質の分子科学」
15:15 – 15:40 大洞光司（阪大） 「タンパク質化学改変が拓く生命を超克する分子システムへの挑戦」
15:40 – 16:05 庄司光男（筑波大） 「2050年の生体分子科学の理論研究を予測する」
Break
16:05 – 集合写真、休憩
総合討論 「2050年の生体分子科学をみんなで語る」
懇親会
10月22日(水)
座長：久保 稔（兵庫県立大）
9:00 – 9:25 近藤 徹（基生研） 「物理学・化学・生物学の統合：生体分子科学は生体内での分子科学へ」
9:25 – 9:50 梶本真司（東北大） 「マルチスケール細胞内分光イメージング：木を見て森も見る階層網羅的分光法」
9:50 – 10:15 田村朋則（京大） 「生体分子“化学”の未来」
Break
座長：重田育照（筑波大）
10:40 – 11:05 森 俊文（九大） 「生体分子の動きを読み解き、創り、制御する」
11:05 – 11:30 小杉貴洋（分子研） 「創ることと理解することと 〜どのように生体分子を設計し何を目指すのか？〜」
11:30 – 11:55 新津 藍（理研） 「生体分子システムの解体・再構築から予測可能な書き換えへ」
Lunch
座長：古川良明（慶応大）
13:00 – 13:25 梁取いずみ（京大） 「鉄が拓く生命のフロンティア 老いと病を越えて、“鉄制御”が描く未来」
13:25 – 13:50 森本祐麻（東京科大） 「酵素を超えるため酵素から何を学ぶか：分子触媒における構造的拘束のデザイン」
13:50 – 14:15 堀谷正樹（佐賀大） 「明るいEPRで照らす生体分子科学～なぜタンパク質はFeがお好き？～」
Break
座長：高橋 聡（東北大）
14:40 – 15:05 齋尾智英（徳島大） 「生命を原子分解能で垣間見る」
15:05 – 15:30 片山耕大（名工大） 「視覚を化学する2050年の分子科学」
15:30 – 15:55 大友章裕（京大） 「生体エネルギー変換の理解と操作」
15:55 – 16:00 おわりに
■問い合わせ先
神取秀樹（名古屋工業大学 教授）
石森浩一郎（北海道大学 教授）
水谷泰久（大阪大学 教授）
■所内対応
秋山修志（分子科学研究所 教授）
飯野亮太（分子科学研究所 教授）
連絡先: bms2050_at_ims.ac.jp（_at_は＠に変換してください）