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◆イベント名:分子研研究会/スピン生命異分野研究会
◆演題:「スピンをプローブとした生命研究:異分野融合を目指して」
◆日時:2025年2月27日(木) 13:00 - 2月28日(金) 12:00
懇親会は 2月27日(木) 18:00 - 東岡崎駅周辺で開催予定(先着30名程度 会費:6,000円)
◆場所:現地開催(自然科学研究所 岡崎コンファレンスセンター 中会議室)
◆概要:
[開催概要]
磁気共鳴分光法は、物質の電子状態や分子運動を非破壊・非接触で選択的かつ微視的に計測できる強力な実験手法である。液体・固体・非晶質と系の状態によらず測定できる。近年のエレクトロニクス向上や共鳴計測の進展により、強磁場(高分解能)、イメージング、光誘起、IN Cell計測といった高度化ならびに非平衡状態での応答も理解出来るようになってきた。 これらの手法を駆使し分子からタンパク質、生体への一気通貫した研究も望まれている。また、プローブ開発など物質開拓の新しい観点の計測高度化もめざましい。合成研究者のスピン生命科学研究も盛んであり、新規な研究者の参入も望まれている。先端スピン計測技術に主眼をおいた分野横断的な研究会を行い、そのスピン科学研究の現状と今後の展望を議論することは、非常に意義深いものと考え、本研究会を提案する。
[プログラム]
2月27日(木)
13:15〜13:20 分子研所長挨拶 渡辺所長
13:20〜13:25 スピン生命フロンティア代表 鍋倉所長挨拶
13:25〜13:30 事務連絡 中村 敏和
【座長 中村敏和(分子研)】
13:30〜13:50 講演 1 稲波 修 北海道大学・大学院獣医学研究院 がん代謝研究における電子スピン共鳴法の応用
13:50〜14:10 講演 2 西村 善文 横浜市立大学 生命医科学研究科 NMRによる染色体基本構造の動的解析
14:10〜14:30 講演 3 阿部 欣史 慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 マウス構造MRIを用いた精神疾患研究
14:30〜14:50 講演 4 太田 仁 神戸大学・分子フォトサイエンスセンター 高感度メンブレンTHz ESRの生命研究への応用
休息 1Fホワイエ
【座長 加藤賢(阪大蛋白研)】
15:20〜15:40 講演 5 飯間 麻美 名古屋大学 大学院医学系研究科 拡散MRIによる腫瘍イメージングの新展開
15:40〜16:00 講演 6 猪股 晃介 岡崎連携プラットフォーム スピン生命コア In-cell NMRによる細胞内タンパク質の構造動態研究
16:00〜16:20 講演 7 黒田 輝 東海大学 情報理工学部 プロトンMRIよる熱・物質輸送の可視化
16:20〜16:40 講演 8 中西 郁夫 QST 量子生命科学研究所 生体関連レドックス反応におけるラジカル中間体のキャラクタリゼーション
16:40〜16:50 事務連絡
18:00 懇親会 (東岡崎前 生簀炉ばた 源喜)
2月28日(金)
【座長 猪股晃介(岡崎連携プラットフォーム スピン生命コア)】
9:00〜 9:20 講演 9 榎本 彩乃 長崎国際大学 薬学部 EPRI法・OMRI法を用いた生体内フリーラジカル計測装置の現状と展望
9:20〜 9:40 講演 10 加藤 賢 大阪大学 蛋白質研究所 局所分析を志向した動的確分極-MAS-NMRの方法論の開発
9:40〜10:00 講演 11 矢木 真穂 名古屋市立大学 大学院薬学研究科 アミロイドβタンパク質の構造変化と分子集合:NMRを基軸とした分子科学アプローチ
10:00〜10:20 講演 12 唐澤 悟 昭和薬科大学 有機ラジカルを利用したMRI造影剤へ向けての基礎研究
休息 1Fホワイエ
【座長 Dブロック】
10:50〜11:10 講演 13 高堂 裕平 QST 量子生命科学研究所 超偏極MRIを中心とした代謝イメージングによる脳研究
11:10〜11:30 講演 14 蔭西 知子 北見工業大学 電子スピン共鳴装置を利用した植物の活性酸素種によるシグナル伝達機構の研究
11:30〜11:40 総評 西島 和三 東北大学
11:40〜11:50 事務連絡
[参加申込]https://registration.ims.ac.jp/SpinL_seminar_250227/registration
[申込締切]2月12日(水) (懇親会参加希望、旅費支給希望、ロッジ宿泊希望の方)
2月24日(月) (研究会のみの参加)
◆お問い合わせ先:分子科学研究所 研究力強化戦略室 0564-55-7369